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「ロト、食事が終わったら教えて欲しいことがあるんだけど?」

 食事の準備をして貰ってるのに時間に遅れるわけにいかない。孤児院の神官と神殿騎士に詳しい話しを聞きたいから後で部屋へ来るように言いつけて戻った。

 不埒な神官どもは一斉に排除してしまおうと考えてる。だが方法が解からない、今まで神殿ではどういう対処をしてきたのかロトに聞こうと思った。

「はい。…ドジャさんとコージェさんも一緒で宜しいですか?」

 反射的に答えてからロトは少し何かを考えている。

「へっ、もちろんだよ、意見も聞きたいし」

 そんな当たり前なことを確認する理由が解からない。

「今まで神官が問題を起したときどう処分したのか? その前例を知りたい」

 居間に戻り早速尋ねた、孤児院の神官が来る前にある程度把握しておきたかったのだ。食堂で話しても良かったのだが他の神官もいるし、話しは聞こえないと思うが用心のため居間に戻ってからにした。まだ一部しか見てないがキジュが考える常識と神官達の考えは大きな差があるような気がするから。

「はい、大神官を殺害した実行犯として掴まった神官がいます、彼は神殿騎士に捕まり捌きを受け処刑になりました。……ですが孤児を弄び殺害した神官はその場で還俗を進められ、事件自体が神殿とは関係ないこととして処理されました」

 ロトはドジャとコージェにチラリと視線を流し辛そうに答える。ドジャは顔を歪め、コージェは素直に驚いてる。やっぱりねえ、そんなことだろうと思った。

「そのとき神子には伝えられたの?」

「いえ、伝えられていません。数年後、当時のケイト王補佐へ孤児院の神官が直接訴えたことにより公になったと聞いてます」

 ケイト王補佐は事件を調べるよう命令したらしい、だが何年も経っており神官一人の申し立てでは怪しいと当時の神殿騎士の責任者は真面目に動かなかった。結局は何があったのか、神殿騎士と孤児院の責任者が唐突に還俗し事件は有耶無耶になった。

 神殿騎士が孤児院を護るようになったのはそれからだ。事件が起きたという話しはないが今日の子供達の様子を見る限り未だに神官達の暴行は続いてるのかもしれない。

「それは途中の誰かが握り潰してるってことだよね、神殿の命令形態とか役職者の人柄とか知りたいんだけどどうすれば調べられるの?」

「人事を担当している者達がいますので彼らに聞けばある程度のことは解かります。……ですが彼らは貴族出身でしてキジュが望む答えは得られないと思います」

「へー?」

 神官になった者は自分が所属したい場所を希望できるとロトから教わった、だがそれは建前で理想論、現実は違うっうことか。ロトは真面目な顔……ん、ちょっと違うな、何か言いたそう……いやそれも違う、キジュに何か言わせたいんだ。でも解からない、ロトはキジュの考えをお見通しっうのに逆は期待を裏切ってばかり。 



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