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「何故私がこんな侮辱を受けねばならんのだ? 神子だとて傲慢な仕打ち、許されるべきものではありませんぞ!」
タラッ神官補佐は縛られ床に座り込み、廊下から呼び入れられた神殿騎士が二人後ろにつき逃げないように見張ってる。神子の部屋の回りは常に神殿騎士に警護されてるのだ。
オロオロし言葉もなく成り行きを見守ってた神官達は助け舟を出すべきかどうか悩んでるようだ、ロトは神官達へ睨みを利かせた。
「神子、この者の罪状は?」
「横領に契約不履行です。証拠はこの書類です、図書館部署では様々な理由をつけて経費を要求してますが理由がおかしくて不自然です。仕事は一切せず命令違反を繰り返し、神殿転覆を企てた疑いもあります。図書館所属の者達は全員を取り調べる必要があるでしょう寮は閉鎖して一人も逃さないよう見張ってください。ただしこの紙に書かれている者達は別です、この部屋に来るよう伝えてください」
「なっ…、どこが不自然なんだ、ちゃんと会計の許可を貰っているではないか。それに神殿転覆を企てだなど誇大妄想も甚だしい」
「そう会計部署もおかしいですね、必要と思われる孤児院の建物の修繕費を認めず、理由も不確かな図書館部署の要求を認めている。図書館部署から賄賂を貰いましたね」
会計部署の責任者である神官補佐をジロリと睨むと真っ青になって震えた、白状したも同然の態度だ。タラッ神官補佐はそれを見てチッと舌打ちしてる。
「では会計の責任者も捕まえますか?」
「もちろんです。ですが大人しく従ってくれるなら縄はかけなくて結構です、下の者達の目前で不様な姿を晒したくはないでしょうからね。本当は皆の話しを聞いてからのつもりでしたので順番が狂ってしまいました」
考えてた順番は、集まった神官達に普段してる仕事内容とこれからの予定を確かめ、神官っう仕事をどう受けとめてるのか、身分に対しどんな考えを持ってるのか聞きだすつもりだった。しかし下手なことを言っては自分も捕まる可能性があると解かれば口も重くなるだろ。
「……あの、会計部署の寮も閉鎖いたしますか?」
神殿騎士は会計部署の責任者である神官補佐に立つよう促し、神官補佐は項垂れた様子で従った。扉の近くまで進み念のためっう感じで聞いてくる。
「会計部署の寮ですか、そちらは必要ありません。一応は仕事しているようですし、神殿騎士達も両方では大変でしょう……後で通達しますが、これからは初心に戻り真面目に仕事をしてくれれば咎めないと伝えてください……あっ、早速ですが仕事をしてもらいましょう。会計部署の二番目と三番目の責任者を呼んでください」
神殿騎士達は頭を下げタラッ神官と会計部署の責任者である神官補佐を連れて部屋を出た、後は彼らに任せておけば滞りなく進めてくれるだろう。問題はこっちだ、残った福神官一人と神官補佐五人を相手にどう進めればよいかな?
ふと気づけば、遠くに座ってる神官補佐がいなくなった二人分の茶器を早く片付けるよう若い神官を急かしてる、何してるのか不思議で眺めてると二つ分の席を移動した。馬鹿らしいそんなことぐらい自分でやれば良いのに、他人の手を借りないと何もできないのか?
二人分の椅子を片付けようとしてる若い神官達を止め。
「今、新たに神官を呼びました、申し訳ありませんが五人分の席の準備をお願いします」
「はぁ? 我らと同席させるのですか?」
今、席を移動した神官補佐が心外とばかりに声をだす。
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